2020.12.08
新型コロナに負けるな(108)睡眠と活動(生活)を考える
当法人では、基本理念「希望と生きがいのある医療福祉の創造」を掲げています。
そこで「なごみの里」では、新たに利用者個々の睡眠と活動(生活)パターンを分析し、介護・看護・医師・リハ・相談室で情報を共有し、常に少しでも利用者様にとって充実な生活を送っていただけるよう取り組みをしています。
今回は、継続してリハビリテーション部の取り組みに、入所フロアでも試行した形であります。
作業(生活)活動にはすべて心拍数等が関係しております。その中で、当施設では凸版印刷株式会社様と連携を組んで、作業(生活)活動の見える化に取り組んでおります。様々な作業(生活)活動や身体機能にお悩みの方、是非ご相談ください。
情報分析の例
① 20201208110308 20201208110319
② 20201208110343 20201208110354
①の方と②の方の比較
・睡眠時間:8.11時間 vs 8.42時間(合計睡眠時間としては標準)
・心拍数 :85回/分 vs 57回/分(30回/分の差はありますが日中の状況と比較する)
・呼吸数 :21回/分 vs 18回/分(両名様とも大きな呼吸数の変化はなく安定)
・睡眠時の体動: 8回 vs 2回(入床した後にも体動がった数値)
・離入床の状況: 5回 vs 12回(ベッドから離床したり、入所したりした回数、目がさ覚めてしまい、ベットからあ動いた回数。②の方は多く回数ごとの深い睡眠はできているものの、睡眠は熟しはできていないと判断されます)
このように、これらの評価をするだけで、各職種の役割は決まってきます。睡眠だけで様々な情報が共有できます。ここに当施設では「多職種協働」にて、利用者様のために常に質の高いサービスを提供します。