東京都府中市の介護老人保健施設『ふれあいの里』- 医療法人社団 佑樹会

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2018.03.29

施設内研修会「認知症ケアについて~BPSDへの対応~」

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平成29年度、最後の施設内研修会である「認知症ケアについて~BPSDへの対応~」が行われました。講師は認知症ケア専門士である介護課の高橋とリハビリテーション課の松岡の2名です。

 

研修会は、はじめに事例を提示し、グループでディスカッションが行われ、その後どのような対応が望ましいのか?認知症のBPSD(行動・心理症状)についての説明と対応についての講義がありました。

 

今回の研修会を通して、意見交換を交換して、認知症に対する理解を深めてほしい。BPSDのみを見て、対応策を考えるのではなく、その人の内的世界で「何を考えているのか」「何をしようとしているのか」をよくアセスメントした上で対応策を考えていく必要性を改めて考えさせられる研修会でした。


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厚生労働省の調査によると、全国の65歳以上の高齢者について、認知症患者数と有病率の将来推計についてみると、平成24年(2012年)は認知症患者数が462万人と、65歳以上の高齢者の7人に1人(有病率15%)であったが、37年(2025年)には約700万人、5人に1人となると見込まれている。

 

認知症ケアについては、平成12年に介護保険が施行されてからも、さまざまな研究や方法がとれるようになり、薬についても開発されるようになりました。しかし、いくら科学が進歩しても最終的に関わるのは、我々人であり、それにかわりはありません。認知症ケアといえば、個別の関わりや、なじみの暮らしなど大人数ではなく、少人数を対象とする形へ変化しています。施設においては多数の方を対象としますので、個別的なかかわりは難しい面もありますがふれあいの里には、看護・介護・リハビリといった専門的ケアにより、包括的に認知症ケアを行っていける強みがあると思っています。それは、認知症ケアは一つではなく、その方にあった方法があり、援助者との相互関係により変化していくものであると考えるからです。今後も定期的に認知症研修を実施し、ふれあいの里の認知症ケアの質を高めていきたいと思います。

 教育委員会

 

 

 

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