2020.03.19
「希望と生きがいのある医療福祉の創造」への第一歩。 リハビリテーションにおける「睡眠の質」と「日中活動性」の見える化について
当施設において、当施設リハビリテーション部 部長 作業療法士 上村(かみむら)を始めとした作業療法士・理学療法士と凸版印刷株式会社様との共同研究にて、“通所利用者様「見える化」における「夜間の睡眠の質」と「日中活動性」との関連性“について研究してきた内容を報告いたします。
当施設ご利用されている要介護1の利用者様に対し、自宅ベッドに「sensingWave™ 睡眠見守りシステム」※1を設置し臥床時間や睡眠の質※2を計測し、毎日の歩数等の活動量、利用毎の体重等、定期的身体機能の計測を総合評価させていただき、本人及び家族/ケアマネージャー様を始め関係事業者で情報共有し、本人のサポートへいかしたり、何より本人へ意識付けを行ってまいりました。身体機能歩大きな変化は少なかったですが、何より「本人の意識改革」については8割の方に影響が出ることが判明しました。
※1 凸版印刷株式会社が独自開発したシート型生体センサーであり、利用者の心拍数や呼吸などの生体信号非接触にて取得、睡眠状態を解析するもの。
※2 山形大学工学部応用生命システム工学科の新関久一教授の下開発した独自のアルゴリズムを用いて生体信号を解析することで、覚醒や睡眠、寝返りの有無などの把握が可能。
(HP 凸版印刷より)
当施設リハビリテーション部では、更に利用者の「睡眠・活動・意欲」に向けた取り組みを通所リハビリテーション・訪問リハビリテーションの方を始め、入所の方々へも検討してゆきます。
是非、施設利用についてご相談ください。
医療法人社団 佑樹会介護老人保健施設なごみの里
リハビリテーション部長 作業療法士 上村(かみむら)