東京都昭島市の介護老人保健施設『なごみの里』- 医療法人社団 佑樹会

５０代女性、要介護２、脳梗塞後遺症にて高次脳機能障害による記憶障害、身体的な麻痺は見られず。

先日の「リハビリテーション会議」では、本人・医師・作業療法士・理学療法士・介護福祉士・通所相談員・担当ケアマネージャーにて、ご本人様の今後について検討しました。担当ケアマネージャー様からは、ご主人様の思いや自宅での生活の様子など貴重な話を全員で共有し、作業療法士の提案にて、「本人の自宅での役割として、主婦としてできることは活躍していただきませんか・・・？」。その話を聞いて担当ケアマネージャーがご主人に意見聴取と他デイサービスでの状況の情報収集。結果として、全員が「家庭内の役割（主婦）の再獲得」に向けて進むことになりました。

１段階（１週）目：「自分がご主人に何を作ってあげたいか・・・？」のイメージづくり

２段階（２週）目：自発的にカレーライスを・・・と出てきたので、カレーライスづくりの作業工程の抽出。

３段階（３週）目：カレーライスづくりの作業工程ごとの注意点の検討

４段階（４週）目：実践」

完成後、「これくらいならできるわ・・・」「あとは、肉じゃがとかね・・・」など自分が取り組むことで、周囲が喜ぶ、そんな喜びや自信に結びつき始めました。今後も継続して作業療法を提供してゆきます。