神奈川県秦野市の介護老人保健施設『ひまわりの里』- 医療法人社団 佑樹会

ひまわりの里1階には、幅50m、高さ3.8mの長大なコンクリートの壁があります。昨年10月の開設当初、1階入居者様に「窓から壁が見えるのが殺風景だねー」とのつぶやきを聞いた一人の職員が「何かしたい」という小さな思いで提案した内容が･･･
「コンクリートの壁に絵を描いて、少しでも明るくしよう」でした。
ここから、話は大きくなり「どうせなら利用者様に描いてもらおう」「クオリティーの高いものしよう」「近隣地域の方々にも描いてもらいたい」など、様々な意見が出始めました。

コンクリートの壁が広がっています･･･
この思いに賛同して貰えないか？とのことで、近隣の大学にお願いをしたところ、「東海大学 教養学部芸術学科デザイン学課程」の池村明生教授から返信をいただき、「ひまわり壁画プロジェクト」が発足しました。
さらに、地域の方々にも参加して貰いたいという思いも実現することとなり、「秦野市立南が丘小学校の児童」「秦野市立みなみがおか幼稚園の園児」「東海大学の学生」「ひまわりの里スタッフ」そして「ひまわりの里をご利用されている皆様」という近隣地域と幅広い世代が一丸となって取り組めるプロジェクトとなりました。

下地が作られて行きます。
そして、遂に6月20日より、下絵の作業が開始されました。まずは、ひまわりを描く前の背景を描いてゆきますが、ここは職人さん達にお任せします。

雨の中の作業、ご苦労さまです。
手慣れた様子で、どんどん背景が描かれてゆき、1階入居者様は自室の窓から「楽しみだね」と笑顔で眺めていました。また、スタッフも見るたびに変わってゆく様子に「すごいなー」と感心しきりです。

素晴らしい出来ばえです！
想像以上のクオリティーに、一同ビックリ！
ひまわりが描かれたら、どうなるのでしょうか･･･期待が高まりますね。

ひまわり壁画プロジェクト「ひまわり編」に続く

名称：ひまわり壁画プロジェクト概要
主催：医療法人社団　佑樹会　介護老人保健施設ひまわりの里
共催：東海大学To－Collabo推進室
後援：秦野市、秦野市教育委員会
協力：秦野市立南が丘小学校、秦野市立みなみがおか幼稚園
企画：東海大学教養学部芸術学科デザイン学課程　池村明生　研究室